

「自分は居ません・オフ状態です」モードに突入する前日あたりに、「オフ状態になるので連絡が取れなくなります」と明確な宣言(何をするために、どれくらいの期間なのかも合わせて)をしておく。なぜ連絡が取れなくなるのかの理由(例えばケータイがつながらない場所に行く)も付け加えても良いが、必ずしもそれが事実である必要は無い(笑)。いずれにせよ事前に説明をしておけば、その宣言を知っている人ならば「オフ状態」期間中に連絡を取ろうとする人はいなくなるはずだ(残念なことに、こういった宣言をしても平気で連絡をしようとしたり、「何で連絡が取れなくなるんだ」と逆ギレする人も居ないとは限らない)。
2.自動返信をセットしておく
「今は対応できません・オフ状態です」と周囲には事前に伝えてあるのに、それでも(その事実を知らずに)連絡を入れてこようとする人が出てくる場合に備え、自分のメールアドレスに自動返信モードをセットしておく。企業向けにメールを送るとすぐに送られて来る「メール承りました云々」というアレだ。この対応を施しておくことで、あなたの「オフ状態」を知らずにメールで連絡を入れ、返事が無いことに腹を立ててしまうというトラブルを防ぐことが出来る。また、各種ツール(SNSや業務用管理ツール)で自分の状態を表示できるものがあれば、それも「オフ状態」にしておくことを忘れずに。

あなたは「居ない状態」なのだから、当然オンラインチャットにもメッセンジャーにも応答できるはずがない。各種メッセンジャーやログインの記録が残るSNSなどにはアクセスしない、ツールをオフの状態で維持しておくことが求められる(一部ツールはパソコン立ち上げと同時に自動的にログインしてしまうものもあるので注意が必要)。もちろん実際の行動においても、なじみの喫茶店や本屋など、知り合いと顔をあわせそうな場所には足を運ばないこと。万一にでも遭遇してしまうと、「あれ? 今は居ないんじゃないの??」とつるし上げられてしまうか、あるいは貴重な「自分は居ない」時間の終えんを迎えさせられてしまうことになる。
4.「通常状態に復帰」の時間を確約しておく
「1.」と深い関わりがあることだが、自分が「居ない状態」から「通常モード」に戻る期日・計画を明確にしておく。もし「オフ状態」中に誰かが連絡したい用事が出来たとしても、いつ戻ってくるかを知っていれば、それに基づいて計画を立てることができるはずだ。もちろん「通常状態」に戻ったら、メールの自動応答メッセージを切りにし、各種メッセンジャーやSNSなどで設定しておいた「オフ状態」を元に戻すのを忘れずに。
電子メールや携帯電話などのように、個人の懐にもぐりこむ連絡手段が浸透すると、「自分が伝えたいことは相手にすぐに伝わるのだから、速攻で返事がこないとおかしい・不誠実だ」という考えもわき上がって来る。「クレーム係のメールの返答は出来るだけ早く、遅くとも半日-1日以内に」という鉄則も、そのような傾向に従ってのものだ。

必要度は人によって違うだろうが、時には「情報の喧騒」から逃れ、自分のしたい事、するべきことに没頭する、あるいは何もせずに心身をいやす期間を設けるのも悪くはあるまい。