ランニング何らかの理由で、あるいは特にきっかけも無く子供が運動をしたい、体を動かしたいと望んで来たら、ランニングを勧めるのも一つの手。道具をほとんど必要とせず(せいぜいランニングウェアと万歩計くらい)、複雑な技術も要らない。しかしだからといって、何の予備知識、注意事項も無くやらせるのは不適切。【アメリカ運動協議会(ACE、American Council on Exercise)】【HealthDays】を介し、子供にランニングをさせる時の注意事項を列挙している。





・ランニングが子供の健康に悪い影響を与えないことを確認するため、主治医に相談をしておく。

・子供が大人と同じ体力は無く、同じ速さで・距離は走れないことに注意する。あくまでも子供のペースで走らせる。

・天候が荒れている時には無理をして走らせない。暑い日に走る時には、十分に水分を取らせておく(子供は概して汗かきである)。

・走る前のウォーミングアップ、走った後のクールダウン、ストレッチ、さらにはランニング最中の正しいフォームを教える。

・「走るのを止めたい」「休みたい」と子供が訴えたら、無理をさせずに受け入れる。

・子供が走るコースが現実的な長さ、内容であり、ゴールしやすいものであるかを確認させる。小学生にいきなりフルマラソンコースは無理である。

日本の場合、防犯のことを考えると幼少時にやたらとマラソンで遠出をさせるのも、問題が生じるかもしれない。その場合は年上の兄姉や親と一緒に走り、家族みんなでタイトル増強に励むという手もある。

また「子供が大人と同じペースで走るのは無理」「天候が悪い時に無茶をさせない」あたりは、何もランニングに限った話ではない。子供目線で物事を考えてほしいものだ。


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