気だるい」【やる気を回復させる4つのポイント】【集中力を高める7つの秘儀】などにもあるように、普通の起床就寝スタイルをしている人には、昼食を食べた後は試練の時間ともいえる。多かれ少なかれ睡魔とけだるさ、集中力の欠如が襲い、それは午後3時頃にピークを迎える。気を抜いてしまうとつい目を閉じてキーボードに顔面をぶつけたり、【オフィスで次々起きる惨劇、でも幸運なのです】のようにコーヒーカップを落としてしまう。あるいは仕事に気が入らずに、数分おきにソーシャルゲームにアクセスしてしまうかもしれない。【Dumb Little Man】では「午後のアンニュイ状況を防ぐ3つずつの予防法と対策」と称し、その「気だるさ」を防ぐ手立てと、陥ってしまった時の対処法を紹介している。




予防法
1.昼食は腹八分目
昼食穀物やたんぱく質など、腹持ちのよいものを選んで食べ、脂肪分や砂糖の多いモノは避ける。そしてどのような状況であろうとお酒は厳禁。なおあまりにも小食の場合には、「おやつ」もアリ。午後の時間帯の不調は、低血糖症に起因することもある。

2.十分な睡眠
睡眠不足は午後の気だるさの大きな要因。十分な睡眠時間の取得を忘れずに。【良い眠りを手に入れるための10か条+3】などが参考になるだろう。また、自営業など許される業態なら、短い時間の昼寝も役に立つ

3.十分な水分摂取
本人が気がついていなくとも身体の水分が不足し、それが気だるさ・集中力不足を引き起こすことがある。手元に水を配し、水分補給を忘れずに。

対処法
1.窓を開ける
室内温度が高めなことが気だるさ、眠たさの原因の可能性がある。あるいは空気の「よどみ」もしかり。窓を開けて換気をしよう。自分の机のそばに窓が無ければ、小型の個人用送風機を用意するのも一つの手。

2.身体を動かす
ストレッチ同じ姿勢で長時間過ごしていると、どうしても気力が低下する。同じ状況に慣れてしまうからだ。気分転換の意味も兼ねて散歩をしたり、背伸びをしてみよう。お昼休みの時間を使うのがベスト。もしその行動すら「面倒くさい」と感じていたら、そのような状況こそ気分転換が必要だと認識しなければならない。

3.午後の仕事を再確認する
就業時間がある程度見えてくると、今抱えている仕事への熱意が醒めてしまい「何となくでいいかナ」といういい加減さが沸き上がってくる。今日中にし終えなければならないこと、するつもりだったこと、できそうなことを、どんな細かい事でも良いので再確認し、その「ゴール」までの歩みを確かなものとする。「今日の目標」がぼやけるほど、やる気も削げ、集中力も落ちてしまうというもの。

多くはこれまでの「生活の知恵」的な話の再確認となるが、よほど忙しい場合や気合いが入っている場合をのぞけば、多かれ少なかれ昼食後からしばらくの時間における「魔の時間帯」で、気だるさを覚えてしまう。そしてあまり無理をしてもかえって効率が落ちるばかりで、事故の元にすらなりかねない。

今回挙げた予防法や対処法をうまく使いこなし、少しでも有意義で効率的な午後の時間を過ごして欲しいものである。