【働けど働けど……収入と税金の変化】などのデータに示されるまでも無く、お財布事情は日々厳しさを増している。オマケに現行政権下におけるお金周りの政策は日本国民にとって、控えめに考えても明るいものではなさそうだ。しかしその流れにただ身を任せているだけでは何も変わらない。「Dumb Little Man」では「財政的安ねいを積み増しするための7つのアドバイス」を示唆している。
元記事では最後にトマス・ペイン(イギリス出身の思想家でアメリカ独立の思想的支えとなった「コモン・センス」の執筆などで有名)の言葉を挙げ、お金の問題に縛られることなく自由であり、財政的安ねいを得るためにすべきことの多さについて説明している。いわく、
である、と。
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【不況からあなたのお金を守る5つの方法】
1.独学して知恵を身につける
【投資をする前に確認すべき10のポイント】で触れたセリフ「知識は人生を豊かにしてくれる」にもあるように、教えてもらったり書籍で知ることで初めて「なるほど、そうだったのか」と新しい世界への扉が開いたかのような感銘を受けるほどの、知恵や知識は世の中に満ちあふれている(特に税金周りは知らずに損をしていることが多い)。それらの中には自分の財政力をプラスにするものも山ほど存在する。お金に関する知識と知恵を少しでも習得すれば、その分だけ自分自身の不安をかき消すだけでなく、家族にも「頼れる人」として認められるようになる。
2.予算内で生活する
詳しくは【家計の予算を守るための10のポイント】で解説しているが、国家予算のごとく家計の予算を立てて、その中で生活すること。計画に従ってお金を消費していくことで、無駄遣いを避けると共に消費の優先順位を明確化し、必要なものを適切に手元に残すことができる。収入が増えるかどうかについて(努力でその可能性をプラスすることはできるものの)自分自身がコントロールすることは難しい。容易にできるのは、すでにある予算をどのように切り分けするかである。
3.緊急事態用基金を創設する
スケジュールを組み、計画を立ててお金を消費していたとしても、世の中すべて予定通りいくとは限らない。テレビが壊れた、つまづいて骨折して通院費が必要になった、友人の結婚式が相次いだなど、不意の出費にも対応できるだけの「緊急事態用基金」を創設する必要がある。
さらに単体のイベント向け費用としてだけではなく、「日頃の生活費」レベルでの備えも必要。昨今において突然収入源が無くなる(失職、稼ぎ頭の手術や事故による入院など)可能性はゼロではないからだ。この「備え」は生活費3-6か月分が妥当で、可能ならばさらに積み増しした方が良い。当然流動性の高い形で保全しておくが重要となる。
4.支出の流れを把握する
お財布の中にお金があればあるだけ使ってしまう。代わりに溜まるのはレシートばかりで、それもすぐにゴミ箱行きとなる。これでは月末、給料日前にいつも金欠で頭を抱えても仕方が無い。お金に関する安らぎを得るためには、身の入りを増やすのはもちろんだが、同時に身から出ていくお金の流れをしっかりと把握し、余計な出費を無くす必要がある。単純に「お金を使うな」では無く、「無駄遣いをするな」なことに注意。そのためには「自分が何にどれだけのお金を使ったか」を把握することは欠かせない。
一番シンプルな方法は家計簿をつけること。そして買物をしたらレシートなどを受け取るのを忘れないこと。いきなり家計簿をつけるのは大変だ、というのなら、まずはお小遣い帳から始めることをお勧めする。
5.大型出費の予算編成をする
「3.」は不意の多額出費だが、あらかじめ発生することが分かっている多額の出費もある。例えばクリスマス、子供の入学、夏休みのバカンスなどなど。これらについてあらかじめ予算を組み、積立をしておくことで、お金周りの心配は随分と少なくなる。確かに真夏からクリスマスの準備を(たとえサンタの帽子やツリーの飾りなどのような具体的な形ではなくお金で、だが)するのは馬鹿げているかもしれない。しかしお金とは本来そのような使い方……様々な形に変わり得る「価値」を常日頃から蓄積できる……をするための道具なのである。
6.お金を比率で考える
毎月いくら稼ぎ、どれだけの収入があるかは誰でも把握できる。最近では銀行振り込みがほとんどだから、銀行の通帳を見れば一発(通帳記入をしていない? すぐに通帳を持ってATMか銀行へ)。その上で、お金周りの比率について再確認し、それをしっかりと守ることを再確認する。「何を細かいことを」と不満を漏らすかもしれないが、一定のルールを定めてそれに従うことで、無駄遣いを避けることができる。
元記事ではいくつかの予算割り振りの配分比率について触れている。例えば「収入の12%、45歳には15%は貯蓄に回さねばならない」「40歳までには年収の2.4倍、65歳までには12倍の蓄財が求められる(住宅そのものの資産価値は除く)」「収入に対する負債返済比率は極力低く、出来ればゼロに。そのためにも毎月計算をして負債の重荷を再確認する」「収入に対する居住費を算出し、負担が高いか否かを確認する(日本では3割前後が一般的とされているが、最近では2割5分ほどが適切になりつつある)」などである。
7.負債負担を極力軽くする
アメリカでもっともお金持ちな人たち(いわゆる「フォーブス●×」な人)の75%が「富を蓄える最大の方法は負債を抱えないこと(the best way to build wealth is to become and stay debt-free.)」という言い回しに肯定的だというエピソードにもあるように、お金周りでは常に足を引っ張る負債を、極力減らすようにする。
低率な住宅ローンのように「良い借金」もある。しかし家計簿をつけている最中に頭痛のタネとなる負債は、カード払いの買物などで生じた「無駄っぽい、必然性の低い出費で生じた負債」であることが多い。少しずつでも負債・借金を返済していくことで、毎月の固定出費を減らすことができるだけでなく、「これだけの額を返さねばならない」という精神的なプレッシャーからも逃れることができる。
【投資をする前に確認すべき10のポイント】で触れたセリフ「知識は人生を豊かにしてくれる」にもあるように、教えてもらったり書籍で知ることで初めて「なるほど、そうだったのか」と新しい世界への扉が開いたかのような感銘を受けるほどの、知恵や知識は世の中に満ちあふれている(特に税金周りは知らずに損をしていることが多い)。それらの中には自分の財政力をプラスにするものも山ほど存在する。お金に関する知識と知恵を少しでも習得すれば、その分だけ自分自身の不安をかき消すだけでなく、家族にも「頼れる人」として認められるようになる。
2.予算内で生活する
詳しくは【家計の予算を守るための10のポイント】で解説しているが、国家予算のごとく家計の予算を立てて、その中で生活すること。計画に従ってお金を消費していくことで、無駄遣いを避けると共に消費の優先順位を明確化し、必要なものを適切に手元に残すことができる。収入が増えるかどうかについて(努力でその可能性をプラスすることはできるものの)自分自身がコントロールすることは難しい。容易にできるのは、すでにある予算をどのように切り分けするかである。
3.緊急事態用基金を創設する
スケジュールを組み、計画を立ててお金を消費していたとしても、世の中すべて予定通りいくとは限らない。テレビが壊れた、つまづいて骨折して通院費が必要になった、友人の結婚式が相次いだなど、不意の出費にも対応できるだけの「緊急事態用基金」を創設する必要がある。
さらに単体のイベント向け費用としてだけではなく、「日頃の生活費」レベルでの備えも必要。昨今において突然収入源が無くなる(失職、稼ぎ頭の手術や事故による入院など)可能性はゼロではないからだ。この「備え」は生活費3-6か月分が妥当で、可能ならばさらに積み増しした方が良い。当然流動性の高い形で保全しておくが重要となる。
4.支出の流れを把握する
お財布の中にお金があればあるだけ使ってしまう。代わりに溜まるのはレシートばかりで、それもすぐにゴミ箱行きとなる。これでは月末、給料日前にいつも金欠で頭を抱えても仕方が無い。お金に関する安らぎを得るためには、身の入りを増やすのはもちろんだが、同時に身から出ていくお金の流れをしっかりと把握し、余計な出費を無くす必要がある。単純に「お金を使うな」では無く、「無駄遣いをするな」なことに注意。そのためには「自分が何にどれだけのお金を使ったか」を把握することは欠かせない。
一番シンプルな方法は家計簿をつけること。そして買物をしたらレシートなどを受け取るのを忘れないこと。いきなり家計簿をつけるのは大変だ、というのなら、まずはお小遣い帳から始めることをお勧めする。
5.大型出費の予算編成をする
「3.」は不意の多額出費だが、あらかじめ発生することが分かっている多額の出費もある。例えばクリスマス、子供の入学、夏休みのバカンスなどなど。これらについてあらかじめ予算を組み、積立をしておくことで、お金周りの心配は随分と少なくなる。確かに真夏からクリスマスの準備を(たとえサンタの帽子やツリーの飾りなどのような具体的な形ではなくお金で、だが)するのは馬鹿げているかもしれない。しかしお金とは本来そのような使い方……様々な形に変わり得る「価値」を常日頃から蓄積できる……をするための道具なのである。
6.お金を比率で考える
毎月いくら稼ぎ、どれだけの収入があるかは誰でも把握できる。最近では銀行振り込みがほとんどだから、銀行の通帳を見れば一発(通帳記入をしていない? すぐに通帳を持ってATMか銀行へ)。その上で、お金周りの比率について再確認し、それをしっかりと守ることを再確認する。「何を細かいことを」と不満を漏らすかもしれないが、一定のルールを定めてそれに従うことで、無駄遣いを避けることができる。
元記事ではいくつかの予算割り振りの配分比率について触れている。例えば「収入の12%、45歳には15%は貯蓄に回さねばならない」「40歳までには年収の2.4倍、65歳までには12倍の蓄財が求められる(住宅そのものの資産価値は除く)」「収入に対する負債返済比率は極力低く、出来ればゼロに。そのためにも毎月計算をして負債の重荷を再確認する」「収入に対する居住費を算出し、負担が高いか否かを確認する(日本では3割前後が一般的とされているが、最近では2割5分ほどが適切になりつつある)」などである。
7.負債負担を極力軽くする
アメリカでもっともお金持ちな人たち(いわゆる「フォーブス●×」な人)の75%が「富を蓄える最大の方法は負債を抱えないこと(the best way to build wealth is to become and stay debt-free.)」という言い回しに肯定的だというエピソードにもあるように、お金周りでは常に足を引っ張る負債を、極力減らすようにする。
低率な住宅ローンのように「良い借金」もある。しかし家計簿をつけている最中に頭痛のタネとなる負債は、カード払いの買物などで生じた「無駄っぽい、必然性の低い出費で生じた負債」であることが多い。少しずつでも負債・借金を返済していくことで、毎月の固定出費を減らすことができるだけでなく、「これだけの額を返さねばならない」という精神的なプレッシャーからも逃れることができる。
元記事では最後にトマス・ペイン(イギリス出身の思想家でアメリカ独立の思想的支えとなった「コモン・センス」の執筆などで有名)の言葉を挙げ、お金の問題に縛られることなく自由であり、財政的安ねいを得るためにすべきことの多さについて説明している。いわく、
自由の恩恵を得たいと思うのなら、それを維持するための苦労を経験しなければならない)
(Those who expect to reap the blessings of freedom, must undergo the fatigue of supporting it.)
(Those who expect to reap the blessings of freedom, must undergo the fatigue of supporting it.)
である、と。
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