ひと休み人間は心も体も機械仕掛けでは無いため、仕事や運動、スポーツなど心身に負荷をかける時間を費やしていれば、必ず疲れが出てくる。適度なストレスは自らの上限をかさ上げするきっかけとなるが、オーバーワークはかえって効率を下げ、体を壊し、気持ちが折れてしまうかもしれない。幸いにも週末になれば休みを取ることができるが、それまで日々ずっと休みなしで作業を続けるのは少々辛い。【Career Success Partners】では日々蓄積される肉体的・精神的ストレスから少しでも解放感を得て、そして実際に疲れを落とすための13の儀式を伝授している。




ナッツたっぷりな低カロリーのチョコ・引き出しに豆類のつまみ、低カロリーなチョコバーなどを用意しておく。そして気がめいったらミネラルウォーターと共にそれらを口にする。「かむ」行為は脳を活性化させるし、口にした食品は脳内に良好なエネルギーを与え、活力がみなぎる(【減量時に役立つ、空腹感とおさらばできるパワフルな12食品たち】が非常に参考になる)。

・10分の小休憩を取り、立ってストレッチをする。

・深呼吸を10回連続して行う。

・自分が今いるオフィスから席を外し、隣かその隣の部屋まで足を運ぶ。その部屋にいる同僚に(ご機嫌伺いなどの理由を創って)挨拶を交わしに行く。

・今考えていることをすべて忘れ、無心の心になって近所のスターバックスや喫茶店に足を運び、一杯のコーヒーを飲む。

・知人や家族にちょっと電話をかけてみる。

・扉を閉めて15分ほど、いつも楽しみにしている書籍に目を通す※。

・自分の車に足を運び、運転はせずにラジオもつけず、中で静寂な時間を10分ほど過ごす。

「ありがとう」・扉を閉めていつもお世話になっている人に対して「ありがとう」のメッセージを手書きしてみる(本当に本人に渡す必要は無い)※。

・扉を閉めて10分ほど瞑想してみる。

・10分ほど散歩をする。

・近くの公園まで車で移動し、10分ほど座らずに散歩をする。

・近くの本屋を10分ほど散策する。

「※」マークは仕事場で個室を与えられていた場合。扉を閉めてもその内部に自分以外の人が常駐しているような環境に居る場合は、トイレを使ったり、図書室の個人用デスクを使うことで代用する。

またこれらの「儀式」を行う際には「オフィスのドアを閉めて他人に邪魔されないようにする(これも個人用の部屋が与えられている場合)」「(携帯)電話を切るか留守番電話に転送する」「パソコンの電源を落とすかモニタを切り、ボリュームもオフにする」「電子メール着信音を切る」などの準備をしておくようにと注意している。

ひと休みでバタンキュー要は最初の軽食以外はすべて、「同じことの繰り返しで単調化している心身のリズムに変化を与え、気分転換の時間を創る」ことに他ならない。単に気分転換だけなら、昼寝でもシャワーを浴びるのでも、テレビゲームをたしなむのでもかまわない。しかし物理的に可能で(気分転換とはいえ、仕事時間中に携帯ゲーム機で遊ぶのはお勧めできない)、気分転換にのめり込み過ぎる事が無く、しかも効率的なやり方として、これらの方法がリストアップされているわけだ。

同時に、周囲環境を極力切り替えるのもポイントの一つ(「車の中で瞑想する云々」とあるが、自動車は周辺から隔離した空間を容易に創れるツールでもある)。気分転換で外出する際に、良く「外の空気を吸ってくる」とい言い回しを使うが、あれは知らずのうちに「周囲環境を切り替えることが、気持ちのスイッチングにとって大きな要素となる」ことを語っているわけだ。

一人ひとりの環境ですべてが使えるとは限らないが、一つ二つでも可能なものを見つけたら、やってみる価値はある。道具も特に必要としないものが多いから、今日からも始めてみよう。


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