節約イメージお金を貯めるには大きく分けて3つの視点から現状改善を考えなければならない。具体的には「収入」「支出」「資産運用」それぞれにメスを入れる必要がある。そのうち「支出」は誰もが最初に手掛けるであろう項目。「収入」は自分の思い通りになるとは限らないし、「資産運用」は知識と経験(と運)が必要だからだ。「Dumb Little Man - TIPS FOR LIFE」では多くの人が一日のほとんどを過ごすであろう仕事中の時間帯・環境において「支出」を再点検し、お金を節約できそうな10のチェックポイントを挙げている。





自宅で朝食イメージ1.朝食は自宅で
よほど安いモーニングサービスを提供する店が無い限り、自宅で朝食を取った方が安上がり。「時間が無い」というなら、10分早く起きるよう心掛ければ良い(【朝食抜きが多いのは、若者・単身赴任、そして……!?】にもあるが、朝食抜きは極力避けるように)。

2.必要最小限の現金やカード以外は持参しない
「手元にお金があるから使ってしまう」というのは良くあるパターン。必要最小限のお金やカード以外は、むやみやたらと出勤時に持ち歩かない。

3.公共交通機関を使う
愛車を使い出勤している人は、ガソリン代とバスや電車賃を比較して、どちらが安いかを考える。定期券や回数券を買い求めれば、公共交通機関の費用はさらに安くなる。
※元記事ではカーシェアリングについても触れているが、日本では一般的でないので省略。

4.衣服は「安かろう悪かろう」ではいけない
流行に乗るため毎年新しい服でタンスを総入れ替えしたり、すぐにすたれたり数回の洗濯にも耐えられないような安モノの洋服を購入するのは不経済。ある程度高い品物でも長持ちするものであれば、結局安い買い物となる。もろちん長持ちするように手入れをしっかりすることも忘れずに。また、過度に流行へ敏感になるのも考えもの。

弁当持参イメージ5.昼食を持参する
気分転換やコミュニケーションを兼ねて外食をする人も多いだろう。しかし背に腹は代えられない。お弁当を持参した方が、はるかに安上がりで済む(【物価高 弁当増える サラリーマン 外食極力 ひかえる傾向】など)。職場によっては、電子レンジやトースター、オーブンまで備えているところもあるだろうから、それらを活用すれば温かい食事に早変わり。お弁当仲間、食堂仲間で語り合うのもオツなもの。

6.他人の趣味に感化されないように気をつける
仕事場で誰かが面白い新製品や気になる商品を持参してきた時、ついそれが欲しくなってしまう経験を持った人は少なくないはず。実物を見せられ、嬉しそうな顔付きで感想を語る友達を見ると、「俺も欲しい」と衝動買いに走るリスクが生じる。あるいは単純に「うらやましい、俺も負けるか」という競争心だけで買ってしまうこともあるかもしれない。得てしてそのような買い物は、後になって悔むもの。自制心を忘れずに。

7.「必要」な経費はしっかりと請求する
レシートをつい無くしてしまったり、「少額だから面倒くさいし自分持ちで別にいいや」と自腹を切っていたような、会社の経費は抜け目なく請求する。

8.職場が提供する「メリット」を最大限に活用する
職場が大企業であればあるほど、福利厚生が充実し、さまざまな「社員ならではの特典」を受けることができる。安くて美味しい食事を提供する食堂、割引価格で利用できるスポーツジム、会社が行う健康診断など、(不当な使い方では無く)使えるものはどんどん会社のサービスを活用し、自分の懐が傷まないようにする。

まっすぐ帰宅イメージ9.寄り道せずにさっさと家に帰る
【お財布がちょっぴり豊かになる12の方法】でも触れているように、帰り道は何かと浪費する誘惑イベントが待ち構えている。どこにも立ち寄らず、まっすぐ家に帰る習慣を身につけよう。

10.仕事を楽しむ
原文でも指摘されているが、仕事がつまらない・楽しくないと感じている人ほど、出先の行き帰りに時間をつぶして喫茶店で余計なコーヒー代を消費したり、帰り道や週末に「つまらない仕事時間のうっ憤を晴らすため」の浪費をしてしまう傾向がある。仕事を楽しく過ごすことができれば、そのような「気分転換のための浪費」も減らせる次第。

いくつかはすでに実践していることだろうし、いくつは「これは実際には出来ないナ」というものもあるだろう。しかし一つでも「これはまだやってないし、やろうとすれば不可能では無いかも」な項目もあるはず。それを実践することで、少しでも毎月月末に自分のお財布の中に残っているお金が増えるのならば、喜ばしい話に違いない。