買い物イメージ「年末商戦」という言葉にある通り、毎年年末は出費が多くなるというもの。来年に向けて心機一転新しいことを始めるための準備や、常用品の買い替え、クリスマスや新年のイベント向けのプレゼントなど、常にお財布の中と相談しなければならない日々が続く。そして年末年始でなくとも、引っ越しや就職、就学など、人生の大きな転機の際には、何かとまとまった買い物をしなければならない事が多い。そんな時にあらかじめ頭に入れておくと何かと役に立つチェックリストを、【Askmen.com】では紹介している。定期的な機会である年末まではまだ一年近くあるが、就職・就学・引っ越しを間近にひかえている人も多いだろうから、確認しておいて損は無いはずだ。





1.購入リスト・予算を作成し、それを2割減らす
何を買うつもりなのか、誰のために買う必要があるのか、その一覧を作る。そしてその一覧に優先事項を付ける。例えば引っ越しならば「冷蔵庫は不可欠」「目覚まし時計はケータイで代用できるから購入するとしても最後」「コーヒーメーカーは無くてもやかんでお湯を沸かせばいいから優先順位は低い」という具合。そしてそれらの総額を計算したら、その総額を2割減らす。合計で調度品の調達に30万円必要だと計算できたら、30×(100%-20%)=24万円。

足りない6万円分をどうするか。優先順位の低い順に、代替案を片っ端から考える。安売りの店を探したり(ネットショッピングで安い場所を探すのもアリ)、手持ちの品で代用したり、購入を後回しにするのも一つの手だ。直上の例なら、目覚まし時計の購入を保留するといった具合である。どのみち、何らかのアクシデントで予算はふくらむ可能性の方が高い。あらかじめ絞っておけば、後であわてることもないはず。

2.購入ルートを計画する
購入品が決まったら、次はリストの品々をどこで買うかについて計画を立てる。もちろん最大限安いお店で買えるように、だ。とはいえ、「1.」のリストを作る際に、どこで買えば安く買えるかをチェックしているので、この項目は楽にクリアできるはず。

また、ネットショップにしても足を運んだ店にしても、「今ここで新たにカードを創ると●千円引き」などのキャンペーンに手を出したり、高利回りのクレジット払いを利用しないこと。万一カードを使ったとしても、すぐに支払いを決済すること。結局支払総額が高値となってしまうからだ。

アルバイトイメージ3.アルバイトをして予算をかさ上げする
年末のクリスマスプレゼントを調達するために、アルバイトをして予算をやりくりするのは良くある話。「2.」でも警告しているが、「お金が足りないからカードで借りる」というやり方では後々首が回らなくなる可能性もある。無いものを将来から借りて後で返すのではなく、将来の手持ちを増やす工夫を今しよう。また、引っ越しや就学、就職前にちょっとしたアルバイトにせいを出して手持ちの現金を増やし、出費に備えるのもおススメ。自分の自由時間と引き換えになるが、お金の上での自由を得ることができるはずだ。

4.期間ギリギリの割引セールを狙う
ネットショッピング経由やスーパー・デパートなど、そして就学・就職の際の買い物では利用しにくいが、イベント期間終了間近の大バーゲンセールを狙うのも一つの手。お店側の在庫リスクを軽減するような配慮をして買おうとすれば(例えば「残ってるこれ、全部だったらいくらになる?」)、有利に交渉を進められることだろう。

5.混雑時間を避ける
同じ価格で同じ商品を購入するのなら、混んでない時間を選ぶのが良い。わざわざ人ごみにもまれ、長蛇の列の一員となって時間を無駄に費やす必要は無い。ただし、ネットショッピングならこの心配はいらない。選んだ商品の購入ボタンを押して、数回のプロセスを経ればそれで終了。

原文は主に「年末のクリスマスなどのプレゼントやパーティー用の品物調達」がターゲットになっているので、少々こちらで手を加えさせてもらった。もちろん原文の通り、プレゼントをあちこちに同時に配るなどで出費がかさむときにも、この方法は用いることができる。

衝動買いの結果イメージただ、読み返して実感したのは、ネットショッピングの普及でこれまでの「商品の購入のコツ」の大部分は覆された感が強い事。今まで「これが問題だからこうすべきだ」という類のポイントの多くで、「それ、ネットで購入すればそんな心配は要らないよ」ということになってしまう。

その分ネットショッピングでは「衝動買い」「ついで買い」をしてしまいやすく、特に「1.」の部分で頭を抱えてしまいそうになるのだから、世の中うまくバランスが取れているというものだ(笑)。