幸せイメージある歌の「ボクは君といる時が一番幸せなんダ」という歌詞にもあるように、人が幸せを感じる条件は千差万別。1億円が手に入っても幸せを感じない人もいれば、その1万分の1の1万円でも天まで登りそうな幸せを感じる人もいる。【HowStuffWorks】では人によって基準が異なる「幸せ」について、出来るだけ汎用化させて多くの人がよりたくさんの幸せを感じ取れるような5つのアドバイスを施している。




1.ノリ良く時を過ごす
「読書を1時間続けた」「庭の雑草を30分抜き続けた」など些細なことであっても、集中してノリ良く過ごせた時間は、いくばくかの充実感と共に気持ちよさを感じるものだ。精神を集中して物事を推し進め、「流れに乗る」「ノリ良く行動する」ことで、過ごしている時間はもちろん、それを終えた後も気持ち良さは継続する。

表現を変えれば「自分の世界に没頭する」ということになるが、これは芸術志向的なプロが得意とする分野。ただし一般の人でも環境を整える(例えば自分の好きなものを周囲に配する)ことで、似たような精神状態を維持することができる。

感謝の気持ちイメージ2.ちょっとしたことにも感謝と評価の気持ちを
人は社会生活を営み、毎日多数の他人と接してる。直接触れ合うことは無くとも、どこかで必ず他人の姿を投影するような物事に遭遇する。極端な話、自分が口にする食べ物も、畜産農家や流通の人たちの手を介さなければ、手元に届かなかったはず。そのような「他人の行為・成果」に対し、感謝や評価の気持ちを表明することが大切。

ある心理学者の実験に次のようなものがある。「1グループには『自分が感謝したものを一覧にまとめる感謝ノート』を毎日つけさせる」「もう1グループには『感謝ノート』をつけさせない」の2グループに分けて6週間経過させ、その後幸せか否かについて多方面からチェックを入れた。すると、『感謝ノート』をつけたグループの方が幸せ度が高かったというのだ。他人への感謝の気持ちが自分自身をもハッピーにさせた結果といえる。

3.ポジティブシンキング
日本語に訳せば「楽観主義的・積極姿勢な考え方」。【「どうせ」を「だから」に変えてみよう!-考え方から自分を変えてみる5か条・「たった5分間で自分を変える方法」を手に入れて(4)】で触れている内容そのままといえる。悲観論者ほど困った状況をより大変なものであると過大に評価し、さらにその影響が永遠に続くと思いこんでしまう。これではハッピーになることはかなわない。逆に考えれば「楽観主義者」になるために、「困った状況なんてのは一時的なもんで、やれば何とか解決できるモンさ」と考え、その問題に取り組む習性を身につける必要がある。

コミュニティイメージ4.コミュニティを作り、参加する
他人とのつながり、自分が独りで無いことを実感することは、幸せをもたらす大きな活力となる。友人や家族、近所の人たちと共にいる時間を出来るだけ多くし、強いきずなを作り上げることが、幸せをもたらすことになる。ボランティア活動に参加するというのもアリだろう。

5.健康を維持する
定期的な運動は脳への酸素供給の機会を増やして脳を活性化させ、気分をポジティブなものとさせてくれる。少なくとも運動で健康を維持できれば不幸な気分を味わうことは無い。逆に、体調不良や病気の状態で、気分が高揚してハッピーな感覚を味わっている人もあまり見たことが無い。運動で健康を維持し、気持ちも良くなる話についてはこれまでも【運動でナチュラルハイになれば「うつ」も吹き飛ぶ!?】をはじめ当サイトでも随所でお伝えしている通り。

例えば「2.ちょっとしたことにも感謝と評価の気持ちを」などは「銀座まるかん」の創業者で有名な斎藤一人氏も似たような主張をしている。「『ありがとう』という言葉が他人にも自分にもあわせを運んでくれる」、自分が放った感謝の気持ちの分だけ、自分にもその気持ちがかえってくるというわけだ。

一つ一つは大したものではないが、これらが積み重なると少しずつ自分自身の心の中の「幸せ」度は増えていく。どの道生きていく過程で色々なものを蓄積していくのなら、幸せな気持ちを積み増していきたいものだ。